株で勝つための知恵袋

今すぐ学ぶべき!移動平均線で株式投資を成功に導く方法

みなさんこんにちは。

2024年中に必ず専業投資家になるシロケンです。

今回は、株式投資の基本のキ、移動平均線について解説します。

そもそも移動平均線がわからない初心者の方から、知ってはいるけどイマイチ活用できていない方まで、知っておいて損はない内容となっています。

多くの投資家が見ている移動平均線について、少し深ぼってみましょう。

はじめに:移動平均線とは?

まずはじめに、移動平均線とは特定期間の株価の平均値を連続的に計算し、終値を結んだ折れ線グラフを指します。

つまり、「株の買い手の買値の平均値」を表しており、25日移動平均線であれば当日を含む過去25日間に特定の銘柄を買った平均値となります。

実際に株価チャートと移動平均線を見てみましょう。

このように、株価チャートに対して移動平均線(折れ線グラフ)が表示されています。

ちなみに、移動平均線は5日、25日、75日で表されることが多いですが、以下のような理由や用途に基づいています。

5日移動平均線
  • 取引週の反映:5日移動平均線は、通常の取引週(週5日)を反映します。これは市場の最も短期的な動きを捉え、直近のトレンドを表します。
  • 素早い反応性:短期間の移動平均線は、価格変動に迅速に反応します。これにより、短期トレーダーは速やかに市場の変化に対応することができます。
25日移動平均線
  • 月間取引の平均化:25日は、およそ1カ月(週5日の取引で約4週間)の取引日数に相当します。これにより、1ヶ月の平均的な市場の動きを表すことができます。
  • 中期的トレンドの把握:中期的な移動平均線は、短期的な価格の変動をならし、より持続的なトレンドを捉えることができます。
75日移動平均線
  • 四半期の表現:75日は、約3ヶ月(四半期)の取引日数に相当します。四半期は、企業の業績発表などによって市場に影響を及ぼす重要な期間です。
  • 長期的トレンドの把握:75日移動平均線は、長期的な市場のトレンドを示します。これにより、長期投資家は市場の大きな流れを捉えることができます。

この他にもさらに長期トレンドを示す200日移動平均線などもあります。

デイトレーダーやスイングトレーダーの方であれば、5日平均線など短期的なトレンドを見に行くでしょうし、中長期の投資家や、日頃は相場にはりつけないサラリーマン投資家の方は25日平均線を見ながら銘柄選定、売買タイミングの決定を行うのが良いのではないでしょうか。

個々のトレード手法や、トレンドによって使い分けましょう。

移動平均線の種類と特徴

続いて、移動平均線の種類についてです。

ここまで見てきたのは「単純移動平均線」ですが、移動平均線には複数の種類が存在します。

その種類と特徴について見てみましょう。

単純移動平均線
  • 計算方法:特定の期間における価格の単純な算術平均。
  • 特徴:一番基本的で広く使用されている移動平均線。価格データの全てを同じ重みで扱います。
  • 利用:短期、中期、長期のトレンド分析に用いられますが、価格変動に対する反応が遅いことがあります。
指数移動平均線
  • 計算方法:最新の価格により大きな重みを置くことで、過去の価格に対して指数関数的に減少する重み付けを行います。
  • 特徴:単純移動平均線よりも最新の市場動向に敏感で、価格の急変に対して迅速に反応します。
  • 利用:短期的な市場分析や、市場の急速な変動を捉える際に有効です。
加重移動平均線
  • 計算方法:最近の価格により高い重みを付け、時間が経過するにつれてその重みを減少させます。
  • 特徴:指数移動平均線と似ていますが、重み付けの方法が異なり、最近の価格変動に対してさらに敏感です。
  • 利用:市場の短期的な動きを捉え、取引のタイミング決定に有用です。
三重移動平均線
  • 計算方法:三重の滑らかな指数移動平均を使い、価格の重要な動向を捉えます。
  • 特徴:指数移動平均線よりもさらに市場の微細な変動に敏感ですが、誤ったシグナルを出すリスクも高まります。
  • 利用:非常に短期的な市場分析や、高度なトレーディング戦略に適しています。

こちらもトレード手法等によって必要となる指標が異なります。

個々のトレードスタイルに合わせて活用してみてください。

移動平均線の読み方と分析法

それでは、チャートと移動平均線を使いながら株価トレンドを見極める「トレンド分析」について解説します。

株価トレンドとは?

株価トレンドとは、ある程度の期間続く株価の方向性を指します。

上方向のトレンドを「上昇トレンド」、下方向のトレンドを「下降トレンド」と呼びます。

トレンド分析の前提条件として、「上昇トレンド=新規買い&持ち株保有」、「下降トレンド=新規買いは無し&持ち株売却」となります。

そこで、上昇トレンド形成中の買いタイミングですが「移動平均線も上昇トレンドを形成中+株価が移動平均線より上にある状態」がベストと言えます。

当然、このタイミングで買えばすべての銘柄で勝てるわけではありませんが、そもそも株式投資において100%勝ちはあり得ません。

あくまで確率なので、40%負けても60%勝てば御の字なわけです。

反対に、売却タイミングとしては「移動平均線を割ったタイミング」となるでしょう。

前提として、上昇トレンド形成中に買いで入っているわけですから、買い注文時点では株価は移動平均線の上にあります。

そのため、移動平均線を割った時点で売却がリスク回避として有効だと言えます。

ここで最も危険なのが、上がると思って買った銘柄が下がり、移動平均線も大きく下回って下降トレンドを形成しているにも関わらず保有し続けることです。

実際の株価チャートを見ながら考えてみましょう。

これは半導体銘柄でボラティリティの高いレーザーテックの株価チャートです。

34,858円の25日平均線を割り込んだ後、そのまま下落を続けてこの日の終値は34,010円まで下落しています。

100株しか持っていなくても、約8万円の追加損失が出ていますね。

とはいえ、半導体銘柄自体がトレンドですし、長期では上昇トレンドを形成していますので反発も十分あり得ますが、ひとつの例として参考にしてください。

兎にも角にも、株式投資を始めたばかりの頃はとにかく損切りができません。

大きな額の負けを認められないのです。

しかし、それが命取りとなってさらに大きな損失へとつながります。

感情に揺さぶられることなく、事実をもとに買い・売りの判断を行いましょう。

実践!移動平均線を使った株式投資戦略

では、実際に移動平均線を使って銘柄を探したいとき、どこで探せば良いのでしょうか。

そんな悩みを吹き飛ばしてくれるのが、みんな大好き株探さんです!

何ともご丁寧に、「移動平均線上昇トレンド銘柄」を買いの候補として上げてくれています!

株探:銘柄探索はこちら

そして検索画面に移ると、移動平均線カイリ率だけではなく、PERやPBRなどの指標も掲載してくれています!

本当にありがたいサイトですね!

PERやPBRについて知りたい方はこちらで詳しく解説しています↓

ファンダメンタル分析で学ぶ!株式投資の基本と実践

昨今では、SNS上におすすめ銘柄や今後上がる銘柄として、さまざまな情報が飛び交っています。

発信者によっては自らが保有している銘柄の株価をつり上げようとして、ポジショントークをしている可能性も大いにあり得ます。

自らの目、知識で銘柄を選別できると、株式投資家としてのレベルが格段に上がります。

まとめ

以上、移動平均線について学んできました。

しかしながら、当然これだけで勝てるほど株式投資は甘くありません。

ファンダメンタル分析テクニカル分析を駆使して、並み居る猛者たちと競い合わなければならないのです。

最後に、少しだけファンダメンタルとテクニカルについて記載します。

  • 目的: 企業や市場の本質的価値を評価することです。
  • 方法: 企業の財務諸表(利益、収入、負債など)、経営の質、業界の状況、市場全体の状況、経済指標などを分析します。
  • 利用シナリオ: 長期投資をする際に役立ちます。企業の健全性や市場の潜在的な成長を基に投資判断を下します。
  • 目的: 株価の動きや市場のトレンドを予測することです。
  • 方法: 過去の株価データや取引量を用いて、チャートやグラフを分析します。トレンドライン、移動平均線、抵抗線、サポートラインなどのテクニカル指標が使われます。
  • 利用シナリオ: 短期的な取引や市場のタイミングを見極める際に有効です。価格の動向や市場心理を分析して、取引のタイミングを判断します。

上記のように、企業の財務状況や市場環境、トレンド等、あらゆる角度から分析を行うことで株式投資における勝率は確実に上がります。

最初のうちは多少なりとも複雑に感じる部分もあると思います。

それでも正しい知識を身につけ、日々成長することで自ずと勝率は向上します。

株式投資のことでわからないことがあれば、お気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。