株で勝つための知恵袋

株式投資の新時代へ!新NISAを分かりやすく解説!

2024年中に必ず専業投資家になり、当然NISA運用もしているしろけんです。

いよいよ来年から新NISAが始まります!

みなさんもよく耳にすると思いますが、まさに「神改正」✨

ふるさと納税レベルにやらないと損する内容です。

これまで資産運用をしたことがない人もこれを機にぜひ始めましょう!

今回は初心者の方にも分かりやすく解説します!

新NISAとは?基本の概要 〜新NISA制度の基本情報とその目的〜

はじめに、みなさん新NISA制度について知っていますか?

新NISAは日本政府が推進する個人向けの投資促進策で、2024年にスタートし、既存のNISA制度を引き継ぎつつ、より多くの人に投資の機会を提供することを目的としています。

この制度は日本における個人投資の促進と資産形成のサポートを目的としていることから、非課税の長期投資を通じて初心者でも安心して投資の世界に足を踏み入れることができる内容となっています。

しろけん
しろけん

少し難しそうだな…。と思っているあなた!安心してください!

最後まで読んでくれれば簡単に理解できます👍

旧NISAと新NISAの違い 〜旧NISAと新NISAの比較と変更点〜

まず前提として、現在のNISAは3種類あります。

それぞれの特徴については以下の通りです。

一般NISA
  • 対象: 成人の個人投資家
  • 投資限度額: 年間120万円まで
  • 非課税期間: 投資から5年間
  • 目的: 株式、投資信託など多様な金融商品への投資を通じて、短期〜中期の資産形成を促進。
つみたてNISA
  • 対象: 成人の個人投資家
  • 投資限度額: 年間40万円まで
  • 非課税期間: 最長20年
  • 目的: 定期的な積立投資を通じて、長期的な資産形成を支援。主に低リスクの投資信託が対象。
ジュニアNISA
  • 対象: 20歳未満の子供
  • 投資限度額: 年間80万円まで
  • 非課税期間: 投資から5年間
  • 目的: 子供のための長期的な資産形成を目指し、親や保護者が子供の名義で投資を行う。

上記以外にも細かい違いはありますが、大枠はこのような感じです。

来年から始まる新NISAでは、利益や配当金が非課税というメリットはもちろんのことながら、これまでのNISAとは違い、「期間限定ではなく恒久化」されました。

長期運用する上では非常に大きな改正ですね!

さらには、これまで一般NISAとつみたてNISAは併用することが出来ませんでしたが、新NISAではこの2つを併用することが出来ます。

出典:金融庁ウェブサイト(新しいNISAのポイント)

しろけん
しろけん

おぉー!まさに神改正✨

これは投資ブームが到来しそうな予感…!!!

しかし一点、注意が必要なポイントがあります。

それは上記の表に記載の通り、成長投資枠は1,200万円までと決められていること。

1,800万円の上限は「つみたて投資枠」と併用した場合に適用されると覚えておきましょう。

成長投資枠の非課税枠は1,200万円まで!つみたて投資枠と併用で1,800万円まで可能!

新NISAのメリット 〜税制優遇や投資機会について〜

続いて、新NISA最大のメリット、税制優遇についてです。

これは既存のNISAにおいても同様ですが、本来ならば利益にかかる税金が非課税となります。

例をあげると、A社の株を100万円分購入して数年後、数十年後に1,100万円になったとします。

本来であれば1,000万円の利益に対して20.315%(所得税•住民税等)の税金がかかり、実際に手元に残る金額は約797万円となります。

これに対して、NISA口座で運用していた場合は非課税のため、1,000万円すべてが手元に残るわけです。

さらには、NISA口座で運用していれば配当金に対しても非課税となります。

近年では配当金目的で株式投資をする方も増えてきました。

その意味では、NISA口座での配当狙いも十分再現性のある投資手法となるでしょう。

投資初心者向け 〜新NISAでの資産運用の始め方〜 

新NISAの概要について理解したところで、実際に資産運用を始めてみましょう。

大きく分けると、以下の3ステップです。

①金融機関を選択:銀行や証券会社など、新NISA口座を提供する金融機関を選びます。

②口座開設:必要書類(身分証明書など)を用意し、アプリケーションフォームに記入します。

③投資対象の選択:株式、投資信託、ETF(上場投資信託)など、新NISAで投資できる商品を選びます。

口座開設方法については下記のリンクで詳しく説明しています。

口座開設方法はこちら↗️

新NISAで選ぶべき商品については後段で解説します。

既存NISA利用者へのアドバイス 〜既存投資を新NISAへ移行〜

現在、すでに既存NISAを利用している方に向けて、新NISAへの移行について説明します。

結論、新NISAを使用するために申請等を行う必要はありません。

24年になれば自動的に現在のNISA口座が「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を兼ね備えた新NISA口座となります。

ただし、現行NISA口座と別の金融機関で申し込む際には金融機関変更手続きが必要となりますので注意しましょう。

既存NISAから新NISAへの変更手続きは不要!別の金融機関に変更する際は手続きが必要!

新NISAでの銘柄選びのコツ 〜銘柄選定の基準と戦略〜

それでは新NISAで資産運用を始めるために、投資対象銘柄を選びましょう。

こちらも結論から言ってしまうと、初心者の方は下記3本のいずれかを選択すれば間違いないでしょう。

① eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

② eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

③ eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

「eMAXIS Slim」とは、三菱UFJ国際投信が提供する投資信託のシリーズです。

コスト(運用管理費用)が低いことに加え、国内外の株式や債券、リート(不動産投資信託)など、幅広い商品ラインナップが特徴です。

S&P500やオール・カントリー(オルカン)は初心者の方でも聞いたことがあるのではないでしょうか。

下記のチャートはeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の過去5年チャートです。

表示期間中の騰落率は驚異の179.69%…!

初心者の方のみならず、マネーリテラシーの高い方たちが資金を入れるのも頷けますね。

一方で、これまでも株式投資をしてきた方は成長投資枠をフル活用して、個別株を選ぶ方も多いと思います。

個別株を選ぶ場合は、前述した通り配当金も非課税になることから大型高配当株がおすすめです。

参考までに、一定規模以上に絞り高配当株を見てみましょう。

株式投資家にはお馴染みの「JT」や「ENEOS」、高配当の商船や商社も候補として上がるのではないでしょうか。

しかしながら、商船などの高配当株は当然ながらボラティリティが高くなります。

配当利回りの最も高い商船三井を例に見てみましょう。

こちらは商船三井の過去30年を表したチャートです。

ここ数年は3,000円〜4,000円のレンジで推移していますが、時には6,000円を大きく超える高騰もあれば、1,000円を割り込む暴落を引き起こすこともあります。

個別株では100株単位での取引となりますから、仮に4,000円で取得する場合は最低取得金額は400,000円です。

当然ながら、株価が6,000円になれば600,000円、1,000円になれば100,000円になります。

配当金(インカムゲイン)を得るために、売買差益(キャピタルゲイン)で大きな損失を出さないように注意しましょう。

しろけん
しろけん

個別株投資は大きく利益を上げられる一方で、当然大きく損失を出すこともある!

リスクとリターンは表裏一体!慣れるまではインデックス投資がおすすめ!

新NISAの未来と展望 〜出口戦略の考え方〜

最後に、NISA口座で運用した資産の出口戦略について考えてみましょう。

当然ながら、資産は貯めておくだけでは意味がありません。

常に「投資の目的」を明確にしておくことが重要です。

例えば、子どもの教育費のために運用するのであれば、10年後に250万円など明確な目標が立ちます。

出典:金融庁ウェブサイト(NISA活用事例)

老後の資産形成に向けて資産運用をしている方、子どもの教育にかかる費用を想定して資産運用をしている方、それぞれだと思いますが、どこかで資産を売却しなければなりません。

また、生活をしていれば資金が必要となることも多いと思います。

NISAは長期の資産運用を目的としていますし、複利効果を考えても当然、長期運用をした方が資産形成はしやすくなります。

しかしながら、24年からの新NISAでは売却した翌年に枠が復活します。(現行NISAでは売却すると枠が消滅)

自身の生活スタイルや生活環境に応じて、利益確定を行うことも出口戦略として重要となります。