今回は金利上昇で注目を浴びる銀行株について取り上げたいと思います。
銀行株に投資したいけど、何に投資したらいいのか分からない方は是非参考にしてください。
それでは早速、おすすめ10銘柄はこちら!
金利上昇を見越してすでに上がり始めている銀行株ですが、上記の通り未だ大半の銘柄がPBR1倍割れと割安銘柄も多く存在します。
その中でも、注目を浴びるのはやはり3メガバンクでしょう。
新NISAでの長期保有も選択肢のひとつとして考えられるのではないでしょうか。
いきなりおすすめ銘柄を発表したところで、なぜ金利が上昇すると銀行株の株価に影響を及ぼすかわからない方のために少しだけ説明します。
昨年11月、三菱UFJ銀行が発表した円定期預金金利の改定が大きな話題となりましたね。
これまで年0.002%だった定期預金金利は、11月6日から5年物が0.07%に、10年物が0.2%に設定され、それに追随するかのように他の銀行も続々と定期金利の引き上げに踏み切りました。
その要因となったのが、日銀が行ったYCC(イールドカーブコントロール)の柔軟化です。
長期金利上昇を日銀が容認するかたちとなったことで、国債利回りは上昇。
銀行は預金金利と運用利回りの差で収益を得る構造のため、新規に投資する国債の利息が増えると、その分収入が増えるというわけです。
当然、利益が増えれば株価も上がりますよね!
そして、市場のコンセンサスでは4月にも金利上昇局面が訪れるのではないかと憶測が飛び交っています。
一方で、金利の上昇は株価全体にとってはマイナスに働きます。
企業や個人が借り入れをする際に金利が高くなれば、資金の流動が悪くなるのは当然ですよね。
そしてもうひとつ、日銀の金融政策決定会合は3月にも開催されます。
来季に向けた春闘の結果を見て判断との憶測もありますが、サプライズ発表の可能性もゼロではありません。
これまでの植田総裁の発言を見ている限り、市場を混乱させるような内容はありませんでしたので大方の予測通り4月会合で動きがあると思ってはいますが、株式市場に絶対はありません。常に複数のパターン、最悪のケースを想定して投資を行いましょう。