おすすめ銘柄

【おすすめ銘柄①】システムリサーチ(3771)

今回はシステムリサーチ(3771)をご紹介します。

製造業、主にトヨタG向けに企業向け情報システム構築と保守、運用を行っている企業です。

「お客様のビジネスに寄り添う」をモットーに企業のITパートナーとして事業規模を拡大しています。

システムリサーチ:HP

肝心の業績については増収・増益を続けており、2024年1月31日に発表した3Q決算では利益率の改善に加え、増配も発表しました。

・第3四半期累計の連結経常利益は前年同期比12.1%増

・通期計画に対する進捗率は78.4%に到達(5年平均64.9%)

・期末一括配当を従来計画の70円から80円に増額修正

・10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比10.6%増

・営業利益率は前年同期12.8%→13.1%に上昇

売上に関しても綺麗な右肩上がりで推移しており、コロナ禍で一旦足踏みとは言うものの、数多くの業種、企業が廃業に追い込まれる中で前期同等の売上を確保しながら翌年2022年には大きく売上を伸ばしています。

その後、2023年も大幅に売上を拡大しており、2024年3月期見通しも確実な成長期待を見せてくれています。

主要取引先を見ても、トヨタGをはじめ名だたる大手企業が並んでいます。

次に財務状況を見てみましょう。

自己資本比率65.8%、現金同等物7,336百万円に対して有利子負債1,547百万円。

営業CFも1,796百万円(前年1,287百万円)と非常に健全な財務状況となっています。

続いて中長期目標についてです。

売上に関しては、2023年3月期現在で215億の売上を中期目標500億、長期目標1,000億という非常に高い目標を掲げています。

SI(システムインテグレーション)業界においては、今後も企業のデジタル化ニーズの増加やクラウドサービスへの移行を背景に更なる成長が見込まれています。

利益率も現在の13.1%から20%と高い目標に見えますが、決して不可能な数字だとは思いません。

株価については1月31日の3Q決算を受けてS高により直近は上がってしまいましたが、上記の通り、これまでの業績と今後の成長性を鑑みれば、現在のPBR2.95倍、PER16.2倍は未だ安値に思えます。

筆頭株主が山田会長といった点も株価押し上げ期待のひとつですね。

EPSも2023年3月期は191.6円となっていますが、2025年には257.2円と130%強の増加を予想しています。

マネックス証券:銘柄スカウター

EPS(1株当たり純利益)が伸びれば当然株価にも影響しますから、中長期的な投資先としても十分な水準であると言えます。

また、実際に銘柄選定を行い資金を投入する際は、ファンダメンタルだけではなくテクニカル分析も行うことをおすすめします。

株価は人の感情にも大きく左右されるため、どうしても業績だけでは測れないトレンドが存在することも事実です。

少しでも勝率を上げられるよう、少し時間をかけて銘柄を選んでみてください。