おすすめ銘柄

【おすすめ銘柄④】マーキュリアHD(7467)

おすすめ銘柄の第4回!

今回はオルタナティブ投資運用会社のマーキュリアHD(7467)をご紹介します!

マーキュリアHD:HP

企業概要

・マーキュリアインベストメントを中核とするオルタナティブ投資運用会社

・オルタナティブ投資を中心に、日本政策投資銀行・伊藤忠商事・三井信託銀行をパートナーにビジネス展開

・日本政策投資銀行とあすかアセットマネジメントとの合弁会社として設立

・大株主は日本政策投資銀行と伊藤忠商事

取扱商品

・成長投資/事業投資(成長事業投資、新ビジネスモデル投資)

・バリュー投資(事業投資、資産投資、再編投資、ローン債権投資)

・バイアウト投資(企業への株式投資、事業承継、株式非公開化)、不動産投資・インフラ投資(企業用不動産、オフィスビル)

・航空機投資(航空機リース・賃料収入)、再生可能エネルギー投資(インフラウェアハウジング投資)

・キャッシュ・フロー投資(ファンド投資/社会インフラ関連・賃貸不動産)

それでは業績から見ていきましょう。

2月13日に決算発表、2期ぶりに過去最高益を更新する見通し、3期連続増収になりました。

連結経常利益は前期比では減少したものの、従来予想を上回って着地。

24年12月期には前期比97.4%の急拡大を見込んでいます。

マーキュリアHDの業績関連

・23年12月期の連結経常利益は前期比31.2%減の15.2億円に落ち込んだが、従来予想の12億円を上回って着地

・24年12月期は前期比97.4%増の30億円に急拡大を見込み

・今期の年間配当は前期比1円増の22円に増配する方針

・直近3ヵ月の実績である10-12月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比4.2倍の4.6億円に急拡大

・売上営業利益率は前年同期の24.3%→56.2%に急上昇

続いて財務状況です。

自己資本比率は圧巻の85.6%現金同等物2,943百万円に対して有利子負債0と健全な財務状況と言えます。

あとはCFの改善を待つのみですね。

財務状況

・自己資本比率:85.6%

・利益余剰金:9,048百万円

・営業CF:▲349百万円

・現金同等物:2,943百万円

・有利子負債:0円

次に現在の株価推移を見てみましょう。

2月20日現在で株価は758円、PER7.3%、PBR0.86%と割安銘柄だと言えます。

しかしRSIを見ると61.19と決して低い推移とは言えませんね。

事業進捗は投資領域シフトにより大きく成長、運用資産は3,000億円規模に到達。

今後も更なる成長に期待できる内容ですね。

プライム市場の維持基準適合に向けてPBR1倍水準への引き上げに向け、ROEの向上に加えて市場評価を向上させることでPERの改善を図ると決算資料にも盛り込まれています。

PBR1倍水準が870円ですので、現在の株価(758円)と比較すると100円以上の乖離があります。

また、直近でのROE低下を受け、現在の6.3%から今後は10%〜15%水準を目指すと明確に示されています。

今後も増配、自社株買いの可能性が高い銘柄であると言えます。

目先は870円程度を目指す展開となると思いますが、業績向上による株価急騰も大いにあり得る銘柄であると思います。

現在の株価が割安のため、中長期的には数倍になる可能性も秘めています。

長期間保有するには財務状況が肝心ですが、その点も問題なくクリアしています。

下げたところで買い増していくのも面白いのではないでしょうか。

前回:【おすすめ銘柄③】ドトール・日レスHD(3087)はこちら